2016.10.08
一枚革の贅沢なイージーチェア
岐阜県関市M様邸へお届け
「使えば使うほど、自分に近づく」
この椅子を世に送り出したモーエンセンはこんな言葉を残した。
今は亡きモーエンセンが実際に使ったスパニッシュチェアには
本人が吸ったであろう煙草の灰の跡や飲み物をこぼした跡などが残っている。
今回のブログはそんな本人もこよなく愛したスパニッシュチェアのお届けです。
ご自宅が完成され家具を探しにご来店頂き、ご主人様にとても気に入って頂きました。
厳選された最高級の牛の一枚革を背と座に使用しているところ。
革のみで作られた座の座り心地。
また使えば使うほど味わえる経年変化が楽しめるところ。
そんなところがお客様に選んで頂いた理由でした。
右が万寿実で展示中のスパニッシュチェア。
左がお届けした真新しいスパニッシュチェア。
万寿実では展示してから約8年間、幾人ものお客様がお座りになられ、
革も程よくたわみ、革の色もお手入れを繰り返すことで濃く変化してきました。
オイルで仕上げたフレームにも艶が。
こんな風に変化を楽しんで、自分が座ったことがどんどん記憶されていく。
これからが楽しみでしょうがない。
そんなことをおっしゃって頂きました。
真新しい時はどれも同じに見えるスパニッシュチェアは
その使い手によって経年変化は千差万別。
使う人の人となりを記憶します。
それと共に過ごす時を刻んで頂ければ幸いです。
お買い上げ頂きましたお客様には心よりお礼申し上げます。
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