2013.11.08
吉田秀造の世界
吉田氏のデザインは丸太を製材するときから始まります。
立ち合いのもとで切ることを自ら指示します。
たくさんある中でも吉田氏の納得のいくものに出会うことはほんの一握り・・・
今回、そんな中でも選りすぐって仕上げた家具で展示会を行っています。
こちらのサイドボードは扉や引き出しの前板が一枚の通しの一枚板となっています。
もちろん収納としてのサイドボードですが、
表情に特徴のあるこちらのサイドボードを一つ置くだけでアートになります。
サイドボードの下の空間に明かりや花など飾っていただければ
ますますお部屋の空間を楽しんでいただけるかと思います。
吉田氏は若い時に、指物職人として長く修行されていました。
細かい手作業はとても器用なので、イージーチェアやダイニングチェアなどの椅子も
手作りされています。
クルミやハルニレ、メープル、ナラ、サクラなど
北海道の木を組み合わせた味のあるダイニングチェアです。
座ると座面が少ししなり、木のぬくもりが伝わる掛け心地のよい椅子です。
こちらは丸太を一本を贅沢に使ったハルニレのサイドボードです。
木目もデザインされとてもすっきりとしたサイドボードです。
木目の表情ととても繊細な細かい仕事は、
写真家と指物師を経て家具作家へたどり着いた吉田氏の家具の特徴です。
「被写体を見る力や、ファインダー内に被写体をどうやって収めるかが
木取りの時や家具作りのデザインに生きたり・・・」
今までの経験が家具作りに役立っていると仰っていました。
木と真剣に向き合っている吉田さんとは少し違った御茶目な一面も。。。
北海道に帰られる前、お食事の後に初めてだというコメダ珈琲へ一緒に行きました。
コメダらしいシロノワールや珈琲に付いてくる豆を
とても楽しそうに食べられていました。
剣淵には喫茶店が少ないようで、名古屋の喫茶店を楽しんでいらっしゃいました。
吉田秀造氏の展示会は17日(日)までの開催となっております。
是非ご来店心よりお待ち申し上げております。
もう少しブログで皆様に、他にはない吉田氏の家具の魅力をお伝えできればと思います。