2018.12.21
万寿実が思う事
万寿実の家具のお話
広葉樹からできる万寿実の家具
ナラ、クルミ、クリ、ブラックウォルナット、サクラ、ブラックチェリー、ハルニレ等々…万寿実で販売している家具は広葉樹で出来ています。
家具に出来るほど大きく育つには私たちが一生を終える以上の年月と時間が必要です。
針葉樹と違って、幹を太くしながらゆっくりゆっくり育つのです。
その分大自然の雨や風、寒さにも耐えながら育った広葉樹は、固くて丈夫な美しい杢目を持ち合わせた家具材に適した材になるのです。
地球温暖化や昨今騒がれる自然災害等々。
成長するのに時間のかかる広葉樹を取り巻く環境は厳しいものになりつつあります。
幅の広い太くて立派な材が少なくなってきていること、
材料減少による価格の高騰。
今を生きる私たちに出来ることは、今ある材を大切に使いながら次の世代へ繋いでいくこと。
そしてその間に、次の木を育てていくこと。
可愛い子どもや孫、そしてその次の代のもっともっとその先のために。
せっかくの良い材料なのに飽きが来てはいけません。
せっかくの良い材料なのにメンテナンスがしにくくくてはいけません。
せっかくの良い材料なのに簡単に壊れるようなものではいけません。
だから万寿実の家具は、大切に永く使って頂けるよう、しっかりとしたもの作りができる工房と提携し、丈夫でシンプルにそして木の風合いを生かした植物性由来の塗装で仕上げています。
簡単に使い捨てをするのではなく、使い繋ぐということは私たちの大きな責任でもあります。
世界的な広葉樹不足が続いている今、価格が下がることはまずあり得ないでしょう。
これから価値のあるものを次の世代へ。
貴重な自然からの資源を頂いているからこそ、ホンモノの家具をお届けしたい、その一心でいます。
その資源がまだあるうちに。
どんな家具と暮らしたいですか?