デンマーク家具を巡る旅14
「編集後記」
編集後記
白い壁に白地の絵を飾る、
代々使われている家具、
ぬくもりを感じさせる照明、
新旧が融合した街並み、
老舗工房の陶磁器、
デンマークで見た景色は全てが驚くほどシンプルで洗練され、
そこには昔からある環境や、限りある資源を大切にする背景があった。
だから「丈夫」「飽きない」「継承」デンマークの家具が
何十年と変わらない理由がそこにはあるように感じた。
そんな家具と共に過ごすデンマークの暮らしは豊かで穏やかで
時間がゆっくりと流れているようだった。
「いいものを”永く、大切に”」
万寿実が日々想う事が重なって見える旅となった。
長きに渡ってデンマーク家具のルーツを巡った旅行記をご紹介してきました。
カメラを渡されたものだから、パシャパシャとあれもこれも撮って、
見返したら膨大な量の写真たち・・・
その中から写真を探す作業が一番の難関になってしまいました。
なかなか更新できる時とそうでない時があり、
またお伝えしたいことが山のようにあったのでこんなに長丁場になってしまいました。
皆様、乱筆失礼いたしました。
さて、今回の旅の探し物でもある、デンマークのインテリアの本質。
私たちの目に映ったデンマークの多くの物の基準は
愛着を持って末永く使い、共に過ごす時間が穏やかであるかどうか。
大量消費・大量生産の時代から一つも二つも先を行く時代を進んでいました。
それは万寿実が”これから”を想う事と重なります。
本当に心に響いたモノだけを、ずっと愛していく喜び
「それが幸せ」
最後までお付き合い頂き感謝申し上げます。