アートギャッベの生まれ故郷を訪ねて
アートギャッベの生まれ故郷を訪ねて2
いざ初夏のイランへ
いざ初夏のイランへ
私が訪れたのは5月末~6月初め。この時期のイランは、初夏と言えども日中は30℃を超し、ひどく乾燥して暑い。
まるでドライヤーの風を口から吸い込むようだ。
さらに真夏には最高気温が40℃を越すところもあるほどだ。
このカラッとした暑さになれるのに少々時間がかかるが、
日本のジメッとした真夏とどっちが良いか?と考えると、
日陰ならイランのほうが良いと思う。
また、あまり知られていないが、このイランの街の多くは高原地帯にあって
標高が高いため寒暖差が大きく、朝晩は日中より10℃以上下がる。
そして四季もあり、冬は氷点下となり降雪する場所もあったり、
ダウンジャケットを必要とするぐらい気温が下がるそうだ。
機内から見たイランの大地。
緑は少なく、茶色い岩肌のでた景色が続く。
太陽が近い国・イラン。
雲が無く夕日がとても綺麗で、私の好きな景色です。
ちょっとこぼれ話
イランの文化について書き出すと長くなるので、少しだけ。
イランの起源は紀元前3000年前。
宗教は大半がイスラム教シーア派で政治、文化に深く影響を及ぼしている。
そして拝火教と呼ばれるゾロアスター教は小規模であるが信徒の共同体が存在する。
ゾロアスター教の礼拝所。
永遠に灯し続けられる。
女性に対してはヒジャブが強制されている。
ヒジャブとはアラビア語で「覆うもの」を意味する言葉。
外国人女性もこの習慣に従う。
黒色以外にもカラフルな色や柄の模様のものがあり、
女性のファッションの一つになっている。
食事で最も有名なのが、魚・肉などを串焼きにするケバブとパサパサのお米やナンだ。
その他には野菜や果物がたくさん出てくる。
ちなみに法律でアルコール類は禁じられており、
飲食店やお店ではお酒は絶対においていない。
あくまでもお店では…。
アートギャッベの生まれ故郷を訪ねて3へ続く