納品事例

アートギャッベ 

アートギャッベ展でご購入頂いたギャッベを京都までお届けしました。

以前ご実家のギャッベを万寿実でお求め頂いたお客様。
今回、嫁ぎ先の京都でご自宅を新築されるとのことで、
お母様からの贈り物としてアートギャッベを選ばれました。
京都という岐阜から少し離れた地で、新たに生活を始めるということで、
「実家でのギャッベがとても良かったから、母と妹と万寿実で選びたい」
と万寿実のアートギャッベ展へお越し下さいました。

ギャッベを見て頂きながら選んでいく中で、何点かお気に召して頂きましたが、
見返すごとに、原毛のナチュラルで品のあるこのギャッベに目が留まり、
一番心に残ったのがこちらのギャッベでした。
当初、ご実家で使って頂いているギャッベと同じくらいのご予算を想定されていたので、
ご予算を上回るギャッベに随分と悩まれていました。

予算内で2番目や３番目候補にすることも考えられましたが、
「お母さんもこれが良いと思う。あなたが良いと思うもののつもりでいるから。」
「これからずっと永いこと使うんだから、お姉ちゃんの一番好きなものを選んだらいいんじゃない？」
とお母様と妹さんの言葉に後押しされたご様子でお決め頂きました。

ギャッベとは、家族の健康や幸せを願い、母から子へ受け継がれてきたイランの遊牧民の手織りの絨毯です。
そんな願いのこもった絨毯の、母から子への物語の続きを見させて頂いたような気持ちになりました。

ご自宅のご完成まで大切にお預かりし、今回ようやくのお届けとなりました。
お届けした際に、ギャッベ選びの時のことを、
「母や妹と一緒に選べて本当に良かった。一生大事にしなきゃいけないなとより思います。」と振り返り、
これからのこのギャッベとの暮らしをとても楽しみにされていました。

素敵なストーリーに立ち会わせて頂きましたことをとても嬉しく思います。
離れて暮らす娘を想い、贈られたギャッベ。
そのギャッベが暮らしにあれば、いつでもそのお二人の想いに触れることが出来ます。
そのまた続きはどんなストーリーが描かれるのでしょうか？
家族を想う絨毯の輪がどんどん広がっていってくれたらと思います。
お買い上げ頂きましたお客様には心よりお礼申し上げます。

---

ゾランヴァリ アートギャッベ

---